12.30
イギリスに行ったら必見!トライアンフのファクトリー紀行、ぷち裏話
イギリスはヒンクリーにあるトライアンフのファクトリーに行った記事が公開されましたので、こちらのブログではアクセスや、ちょっとした裏話をつづりたいと思います。やっぱりですねえ、海外では全部が順調にいくなんて、そうそうないのですよねえ……。
トライアンフのファクトリーツアーや、併設のエキシビションについては、「バイクのニュース」さんで掲載していただいた記事に詳しく書いています。
「トライアンフ・ファクトリー紀行 ずらりと並ぶ歴代モデルとその歴史に魅了される」
https://bike-news.jp/post/344499
※掲載:バイクのニュース(外部サイトに飛びます)
トライアンフのファクトリーは、イギリスのヒンクリーにあります。わたしはロンドンにホームステイしながらMotoGPを取材してまわっていたのですが、このときはスーパーバイク世界選手権のイギリスラウンドのために、ドニントンパークに来ていたんですね。せっかくドニントンパークに来たなら、バーミンガムに滞在して、トライアンフのファクトリーと、ナショナル・モーターサイクル・ミュージアムに行こうと考えたわけです。
ちなみに、ドニントンパークは本当に美しいサーキットでした。100年ほどの歴史を持つサーキットだそうです。青々とした草が覆う丘のなかを、くねくねとコースが通っているのです。ドニントンパークを訪れた初日は、あまりにも美しい風景に声を上げてしまったくらいです。機会があれば、ぜひ行ってみてください!
さて、バーミンガムからヒンクリーまでは、バスと電車を乗り継いで行きました。まずホテルからバスでターミナル駅であるバーミンガム・ニュー・ストリート駅に出て、そこからヒンクリー駅まで電車です。
ヒンクリーの駅からは徒歩で40分くらい。バスも出ているのですが、本数が少ないため、注意が必要です。ヒンクリーはのどかな田舎町といった風情で、わたしは40分、のんびりと歩いてトライアンフのファクトリーまで行きました。
ロンドンの7月はけっこう寒くて、朝夕の冷え込みはセントラルヒーター(暖房)がほしくなるくらいでした。手足が冷えてたまらなかったので、バスルームで2リットルのペットボトルにお湯を入れて、タオルで巻いて足を温めながら眠ったほどです。陽の光が射す日中は、歩いていると汗ばむくらいなのですけどね。ロンドンの夏はこんなに気温が上がらないのか、と思っていたところ、近年の夏にしては、涼しかったそうです。
トライアンフのファクトリーを堪能したあと、帰りはバスに乗ってヒンクリーの駅まで戻りました。そこでバーミンガムに向かう電車の切符を買おうとしたのですが、機械が故障していたらしく何も反応しないのです。いくら都心ではないとはいっても適当だなあと困り切って、ホームで電車を待つ老婦人に「すみません、どうやって切符を買えばいいのでしょう?」と聞くと、どうやら、目的地であるバーミンガム・ニュー・ストリート駅で清算できるとのこと。
イギリスではこんなことも少なくなく、はじめのうちこそ「どうしよう」とおろおろしていましたが、慣れてくるもので、「人に聞けばいいや」と思えるようになりました。といっても、あとから思い返せば「そんなこともあったな」と笑えるのですが、そのときはやっぱり、けっこう必死なんですけどね。
トライアンフのファクトリー、一人のバイク乗りとして面白い体験ができたので、おすすめですよ!