05.09
「バイクのニュース」掲載/【インタビュー】MotoEマシン、ドゥカティ「V21L」に備わる独自の電気ブレーキと冷却システムとは
電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』には、2023年からドゥカティの電動レーサー「V21L」がワンメイクマシンとして供給されています。ドゥカティがMotoEのために開発したこの電動レーサーには、独自の先進的なテクノロジーがありました。MotoE開幕戦ポルトガル大会(MotoGP第2戦ポルトガルGPに併催)で、ドゥカティのeモビリティ・ディレクター、ロベルト・カネさんに話を伺いました。
レースは、新技術が生まれる実験場でもある
電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』(以下、MotoE)に供給される電動レーサー「V21L」は、ドゥカティがMotoEのために開発したものです。ドゥカティは2023年から2026年までの4シーズン、MotoEに「V21L」を供給することが決まっており、2024年で2シーズン目を迎えました。
ただ、ドゥカティのeモビリティ・ディレクター、ロベルト・カネさんによると、2024年はエルゴノミクスや電子制御など少しの進化にとどまったということです。これは当初から予定されていたことで、4年間のうち、2025年に大きな改善を行なう予定だということでした。
現在の「V21L」は、車両重量225kg、出力110kW(150hp)、最高速は2023年イタリア大会(ムジェロ・サーキット)で、281.9km/hが記録されています。また、2023年は全8戦でオールタイムラップ・レコードが更新され、そのタイムの半数以上がMoto3のオールタイムラップ・レコードを上回りました。
そんな「V21L」についてカネさんに話を聞くと、この電動レーサーだけが持つ、最先端のテクノロジーが見えてきたのです。
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「バイクのニュース」掲載/【インタビュー】MotoEマシン、ドゥカティ「V21L」に備わる独自の電気ブレーキと冷却システムとは
2024年4月27日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全10枚の写真がご覧いただけます)
https://bike-news.jp/
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年3月21日から24日、ポルトガルGPの取材に行きました。
ポルトガルGPには電動バイクレースMotoE(FIM Enel MotoE World Championship)が併催されていて、MotoEポルトガル大会は2024年シーズンの開幕戦だったのですね。
わたし伊藤英里はMotoE初年度の2019年の第1回大会、ドイツ大会から、MotoEを現地で取材し続けてきました。
黎明期から追いかけ続けて、電動バイクレースにはどんなおもしろさ、魅力があるのかを探り、それをお伝えしたいと考えたからです。
今もその姿勢は変わりません。
ポルトガル大会の木曜日、ドゥカティのeモビリティ・ディレクター、ロベルト・カネさんにインタビューを行いました。
この記事では、ドゥカティの電動レーサー、V21Lが持つ独自のテクノロジーについて詳細に書いています。
そしてみなさんも気になっているであろう、「ドゥカティの市販電動バイクの発表は、いつなのか?」についても、カネさんに聞いてみました。
V21L、2024年の進化についてはこちらの記事で詳しく書いています。
あわせてぜひご覧ください。