10.02
「バイクのニュース」掲載/【MotoE第8戦サンマリノ大会】「2時間しか寝ていない!」大きなプレッシャーを跳ね除けE.ガルソ選手が歓喜のチャンピオン獲得
電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』2024年シーズン最終戦となる第8戦サンマリノ大会が、9月6日から7日にかけて、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行なわれました。
迎えた最終戦、チャンピオンの心中とは
電動バイクによって争われる『FIM Enel MotoE World Championship』(以下、MotoE)は、2024年シーズン最終戦である第8戦を、MotoGP第13戦サンマリノGPに併催のサンマリノ大会で迎えました。この大会をチャンピオンシップのランキングトップで迎えたのは、エクトル・ガルソ選手です。ランキング2番手のマッテア・カサデイ選手に対し、38ポイントの差を築いていました。
ガルソ選手がタイトル争いをするカサデイ選手は、2023年MotoEチャンピオンの実力者です。MotoEは1戦2レース開催であり、優勝したライダーは25ポイントを獲得できるため、最終戦で最大50ポイント(25ポイント×2レース)の逆転が可能です。といっても、もちろんそれは計算上の話で、38ポイントという差は、圧倒的にガルソ選手が有利な状況であることを意味していました。
しかし、ガルソ選手は初日に行なわれた予選ではQ1から挑むことになり、Q2進出は果たしたものの、8番手となりました。土曜日に行なわれる決勝の2レースは、3列目8番グリッドからのスタートとなったのです。対して、カサデイ選手はポールポジションを獲得しています。
MotoEは、バッテリー容量の関係で、レースの周回数が非常に少ないのが特徴です。周回数は各サーキットによって異なりますが、レースのトータルタイムは15分以下で設定されます。これは、スタートからフィニッシュまでライダーが全力で攻めることができる、つまり、電費を抑えるためにペースをコントロールすることなく最後まで走り切れる周回数となっています。サンマリノ大会は8周が設定されていました。
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【MotoE第8戦サンマリノ大会】「2時間しか寝ていない!」大きなプレッシャーを跳ね除けE.ガルソ選手が歓喜のチャンピオン獲得
【MotoE第8戦サンマリノ大会】「2時間しか寝ていない!」大きなプレッシャーを跳ね除けE.ガルソ選手が歓喜のチャンピオン獲得
2024年9月17日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全9枚の写真がご覧いただけます)
バイクのニュース
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoGP第13戦サンマリノGPでの取材をもとに、書いた記事です。