2024
07.18

「バイクのニュース」掲載/【世界に挑む日本人ライダーの足跡】“超負けず嫌いだった”佐々木歩夢「限界を感じたことはない」

MotoGP, 各メディア掲載記事

この企画では、MotoGPに参戦する日本人ライダーの、世界に至る足跡を紹介します。今回は、2024年シーズン、Moto2クラスにステップアップした佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)に話を伺いました。

8歳でもらったサプライズプレゼントが、佐々木選手を2輪レースに導いた

 2023年、シーズン終盤までMoto3クラスで接戦のチャンピオン争いを繰り広げ、ランキング2位を獲得した佐々木歩夢選手は、2024年、Moto2クラスにステップアップしました。ヤマハVR46マスターキャンプ・チームに移籍し、ゼッケンも22に変わっています。

 クラスとしてはルーキーですが、佐々木選手は2017年からロードレース世界選手権にフル参戦を続けており、通算キャリアとしては今季で8シーズン目です。慣れた様子でトレーラー内にしつらえられたソファに腰掛ける佐々木選手に、一番最初にバイクに乗ったときのことを思い出してもらいました。

「おじいちゃんが8歳の誕生日にポケバイを買ってくれて、それがスタートでしたね」と、佐々木選手は「バイクに乗り始めたきっかけ」を振り返ります。佐々木選手のおじいさんは、モータースポーツファンなのだそうです。

「(買って欲しいと)頼んだ覚えはないんですよ。おじいちゃんがサプライズでバイクを買ってくれたんです。最初のうちは遊びで乗っていたんですけど、乗っているのが楽しかったし、人と競って勝ちたいと思う楽しみを知って、少しずつ上手くなりたいと思い始めてから、もっと頻繁に乗りに行くようになりました」

「僕は小さい頃から自転車に乗るのが好きで、毎日のように外で自転車を乗り回していたくらいなんです」

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メイン画像©2024 Yamaha Motor Co., Ltd.

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【世界に挑む日本人ライダーの足跡】“超負けず嫌いだった”佐々木歩夢「限界を感じたことはない」

【世界に挑む日本人ライダーの足跡】“超負けず嫌いだった”佐々木歩夢「限界を感じたことはない」

2024年7月14日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全6枚の写真がご覧いただけます)

バイクのニュース
https://bike-news.jp/

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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
この企画はライダーに「世界選手権に至るまでの道のり」を振り返って語ってもらうものだったのですが、最後に「もしも」の質問をくっつけていました。
「もし、レーシングライダーになっていなかったら?」という質問です。
レーシングライダーの多くはこの質問に考え込んでしまうのですが、佐々木選手はすらすらと、しかもたくさん答えてくれました。
その答えを聞きながら、レーシングライダーとは違った佐々木選手の顔がそこにあるのかもしれないな、と思ったのでした。