07.16
「バイクのニュース」掲載/【MotoE第6戦ドイツ大会】土砂降りでレース2は1時間ディレイに。電動バイクの雨のレースとは
2024年シーズンの電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』の第6戦ドイツ大会が、7月5日から6日にかけて、ドイツのザクセンリンクで行なわれました。今シーズン初、雨のレースによる電動バイクへの影響とは。
今季初のウエットコンディション、電動バイクに影響は?
電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』(以下、MotoE)第6戦ドイツ大会の決勝レース2は、天候に翻弄されたレースになりました。
12時15分スタートのレース1は快晴で、1周目の転倒により赤旗中断があったものの、15分ほどの中断後に5周で再開し、ドライコンディションでレースを終えています。
ちなみに、当初のスケジュールではレースは11周とされていたのですが、レース周回数は10周とアナウンスされました。
MotoEエグゼクティブ・ディレクターのニコラ・グベールさんに確認したところ、「去年のレース後にバッテリー残量を見たところ、11周が可能だと考えていました。ただ、金曜日の結果を確認したところ、ペースが昨年よりも1秒近く速くなっていたので、11周は難しいと判断しました」ということです。
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【MotoE第6戦ドイツ大会】土砂降りでレース2は1時間ディレイに。電動バイクの雨のレースとは
2024年7月12日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全13枚の写真がご覧いただけます)
バイクのニュース
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoE第6円ドイツ大会(MotoGP第9戦ドイツGPに併催)での取材をもとに、書いた記事です。
ドイツ大会のMotoEレース2では、天候によってスタートディレイが発生しました。
10周から8周に周回数が減らされてスタートすることになったのですが、「なぜ周回数が減らされたのか?」そして、「雨のレースは“電動バイクレース”のMotoEに影響するのか?」について取材しました。
Moto2やMoto3クラスでもスタートディレイ→周回数減算、ということは、時々あります。
ただ、それは、そのあとに行われるMotoGPクラスのスタート時刻を、できるだけ変更しないためです。
MotoEのレース2は、土曜日のMotoGPクラススプリンレースが終わったあとに行われるため、日没が遅いこの時期の場合、10周で行うことが可能だったはずなのです。
「なぜ8周で行われたのか?」
そこには、電動バイクレースならではの理由があったのです。